Brava Enterpriseのコンポーネント間に発生する通信量の目安
Brava Enterpriseは異なるホスト上で実行される複数のサーバーサービスとクライアントから構成され、コンポーネント間のデータ転送によってはネットワークの帯域を圧迫することがあります。
以下の点を考慮した上でシステムの構成を決定してください。
連携対象システムとBrava Server間の通信
Brava Server に対して変換対象の原本ファイルを転送する際、連携システムとBrava Serverとの間でバルク通信が発生します。
このファイル転送は、連携システムがファイルをBrava Server にプッシュする時、または、Brava Server が連携システムからファイルを取得する際に発生します。
この通信のデータ量は初回の変換リクエストを同時に実行することで計測することができます。
Brava ServerとJobProcessor間の通信
ファイルの変換時に、JobProcessorはキャッシュフォルダに保存された原本ファイルを読み出します。
また、変換結果として生成されたキャッシュデータファイルも変換の完了時にキャッシュフォルダに書き出されます。
JobProcessor上の各変換では、その原本ファイルのサイズのおおよそ2倍の量のデータがネットワークを流れることになります。
単一ページ変換を使用する場合は、上記とは別にさらに原本ファイルの対象ページ分のデータが読みだされるという点に注意してください。
Brava ServerとActiveXビューアクライアント間の通信
ActiveXビューアは変換されたキャッシュデータファイル(XDLファイル)をBrava Serverのディスプレイリストキャッシュからダウンロードします。
この変換済のコンテンツは使用する帯域を減らすために必要時にのみ配布されます。
例えば、クライアントが1ページを閲覧する場合、そのページの変換済コンテンツのみがダウンロードされます。
クライアントが全文検索や、ファイルのエクスポートなどのより複雑な操作を行った場合には、 全ページ分のコンテンツがダウンロードされます。
サムネイルパネルが表示されている場合には、表示されているすべてのサムネイルイメージに対応するページの変換されたコンテンツのダウンロードが実行されるという点にご注意ください。
※上記はサーバーサイドで変換処理を行うことを前提としています。
Brava ServerとHTMLビューアクライアント間の通信
HTMLビューアは、サーバー側でJobProcessorにより変換された高解像度のラスター画像ファイル(PNGやJPEGファイル)、もしくは、ベクターファイル(svg)をブラウザーにダウンロードします。このうちラスター画像のファイルに関しては、ベクターイメージファイル(Wordなど)よりもサイズが大きくなるため、ページの閲覧にはこれらのページの画像ファイル(と小さいサムネイルイメージ)を転送するために充分な帯域が必要になります。
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