ActiveXビューアでのファイル参照時に「There was a failure downloading the Integration Dll!」というメッセージが表示されます。
このエラーは、ActiveXビューアに不足しているリソースを自動で補完しようとする機能に由来するものです。
アクセス元のクライアントマシンにインストールされているActiveXビューアのリソースファイルに、何等かの不足があると判断された場合で、かつ不足したリソースファイルをインストールできなかった場合にこのエラーが発生します。
考えられる原因
①これまで使用していた際と異なる言語設定で使用しようとしたため、対象言語リソースが不足していると判断された
②インストールされているActiveXビューアのインテグレーションDLLバージョンよりも、サーバー側で呼び出し時に指定されているインテグレーションDLLバージョンのほうが上位であるため上位バージョンのリソースが不足していると判断された
このような場合、ActiveXビューアは自動で不足分のリソースファイルをサーバーからダウンロードし適用しようとします。
その際、クライアントマシン使用中のOSユーザーがActiveXビューアのインストールフォルダに対する書き込み権限を持っていない場合、必要なリソースが配置できずこのエラーが発生します。
①は、ActiveXを自動インストール(IEのアドオンとしてインストール)したクライアントマシンで、インストールした人とは別のOSユーザーが、インストール時とは別のOS言語設定でActiveXビューアを起動すると発生します。
ダウンロードしたリソースをActiveXビューアのインストールフォルダに配置する際、当該ユーザーにフォルダへのアクセス権限がないためです。
クライアントマシンにインストールしたActiveXビューアを複数のOSユーザーで共有する場合は、自動インストールではなくインストールスクリプトを使用した個別インストールを実施してください。
②は、BravaサーバーでActiveXユーザーを呼び出す際に指定しているIntegrationDLLバージョン値と、クライアント側のIntegrationDLLバージョン値を見直してください、
両者が異なる場合、正しいバージョンにそろえてください。
「サーバー側 < クライアント側」の状態にあてはまると、本エラーが発生します。