アップグレードで必要な作業
上位バージョンのプログラムをインストール・セットアップすること以外に、下記のような作業が必要となります。
- Brava APIライブラリ入れ替え
連携プログラムが参照しているBrava APIライブラリの新バージョンへの入れ替えが必要です。
- 連携プログラム修正
新バージョンで廃止になったAPIメソッドを使用している場合、メソッドの書き換えが必要です。
また、バージョンやビューア種別によってBravaビューアの呼び出し方法が変わる場合があります。
- 各種設定値の上位バージョンへの反映
旧バージョンでカスタマイズしている設定パラメータのうち、必要な設定は上位バージョンの環境に引き継ぎます。
- (マークアップ使用の場合)マークアップファイルの移行
マークアップファイルを上位バージョンの環境に移行します。
- ライセンスファイルのアップグレード
メジャーバージョン番号が異なる場合はライセンスファイルのアップグレードが必要です。
- Activexクライアントビューアの再配布
アップグレード後もActiveXクライアントを使用する場合で、各クライアントへの配布を個別インストール実施している場合は、上位バージョンのActiveXクライアントビューアの再配布が必要です。
- 新バージョン環境でのドキュメント変換忠実性の検証
上位バージョンではドキュメント変換時の表示状態が変わる可能性があります。
運用で実際に使用するドキュメントと同じものを上位バージョン環境でも変換し、事前に表示状態を確認することを強く推奨します。
注意すべき点
システム要件
アップグレード対象のバージョンでは、システム動作要件が旧環境と大きく変わっている可能性があります。
連携プログラム
バージョン間で連携プログラムの仕様が変わることがあるため、それに応じた連携プログラムの修正作業が発生します。
- キャッシュデータ
旧バージョンのキャッシュデータを流用することはできません。
- バックアップ
現行の本番環境と同一環境にてアップグレードする場合は、事前のバックアップ作業が必要となります。
バージョン番号の差異が大きいほど作業工数も大きくなる傾向にあります。
アップグレードの手順については、製品に付属している「アップグレードガイド」にまとまっています。
必ずご一読いただき、十分に検討したうえで実施してください。
※アップグレードの有償アドバイザリーサービスのご用意もございます。詳細は
こちらからご相談ください。