複数のファイルを処理する際の処理効率を上げることで待ち時間を減らすことができます。
そのためには各変換キューに割り当てられた処理スレッド数を実際の運用状況にあわせてチューニングする必要があります。
変換スレッド数はJobProcessor.configにて下記のように設定されています。
thread.single = 3
thread.drw = 3
thread.pdf = 3
…
上記の".single"".drw"".pdf"はキュー名を表しています。それぞれ下記のようになります:
single | 単一ページを生成する際に使用される変換スレッド |
drw | CADや画像ファイルを変換する際に使用されるスレッド (HTMLビューアのサムネイルも含む) |
pdf | PDFファイルを変換する際に使用されるスレッド |
※".single"".drw"".pdf"等の各キュータイプと各ファイルフォーマットのマッピングは、Bravaサーバー設定ファイル(server.properties)内で定義されています。
同時処理数の多いキューに、より多くのスレッドを割り当てます。
たとえば、PDFファイルを多く取り扱っている環境では、"thread.pdf"の数をもっとも多くなるよう設定します。
スレッド数の合計は、最大でJobProcessor サーバーのCPU 論理コア数の3倍の値まで設定可能です。
注意
- 上記は Bravaであらかじめ用意されている内蔵ドライバーを使用した変換方式で適用される方法です。
外部アプリケーションを使用する変換では、JobProcessorマシンの数自体を増やすスケールアウトの方法を採用することで、変換処理のスループットを向上させてください。 - スレッド数に関して、3d以外のスレッド数は少なくとも1以上に設定してください。
0にすると、仮にそれらのファイルのジョブが投入された場合に処理がスタックします。