Blazon Enterpriseの変換処理を自動実行する方法
変換処理の自動実行は、Blazonにあらかじめ用意されているEDM(Enhanced Directory Management)機能で実現できます。
EDMでは、既定の入力用フォルダに配置した原本ファイルを自動で変換し、既定の出力用フォルダに出力することが可能です。
下記パターンでの自動実行ができます。
- 即時実行(入力用に配置されたファイルに変更が入るとすぐに変換処理を行う)
- 定時実行(入力用フォルダに配置されたファイルに対し、あらかじめ設定された日時に変換処理を行う)
- 定期実行(入力用フォルダに配置されたファイルに対し、あらかじめ設定された間隔で変換処理を行う)
注意:
EDMは無償ですがオプション機能に相当します。
BlazonEnterpriseのインストール時にEDM機能をインストール対象として明示的に選択しておく必要があります。
デフォルトではインストールされませんのでご注意ください。
EDMを使用せず、HTTPコマンドで自動実行を行うことも可能です。その場合、自動実行するためのプログラムに必要な条件は以下になります:
- HTTP通信のためのライブラリ・API を持つ
- URL指定によるHTTP リクエストの送信が可能
- コマンド実行結果レスポンス(OK/エラー)の取得が可能
なお、変換処理の結果を知るためには、変換結果の通知用HTTP リクエストを受け取るプログラムをJSP、Servlet、ASP.NET等で作成します。
そのURLを変換パラメータ「NotificationURL
**」に指定することで変換結果の通知を取得できます。
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