ファイル種別に応じた変換方式の違い

ファイル種別に応じた変換方式の違い

JobProcessorはファイル種別に応じて3つのファイル変換方式を使用します。
  1. 変換ドライバー(Brava Loader)による変換
  2. Officeサーバーサイド・オートメーションを使用した変換
  3. サードパーティアプリケーションを使用した変換
この記事ではそれぞれの変換方式について仕組みを説明します。

変換ドライバー(Brava Loader)による変換

Brava JobProcessorにあらかじめ内蔵されている、各フォーマット用の変換ドライバー(Brava Loader)を使用してファイルを変換する方式です。
特徴:
処理スレッド割り当て数をチューニングし複数ファイルの変換処理を並列で行うことができるため、パフォーマンスの面で優れています。

主な対象フォーマット:
PDF、各種CADフォーマット、各種画像フォーマットなど。対象フォーマットで示されるフォーマット種別ではOffice以外のものほぼすべて。

Officeサーバーサイド・オートメーションを使用した変換

Microsoft Officeのサーバーサイド・オートメーション機能と仮想プリンタを使用する変換方式です。
JobProcessorアプリケーションから起動されたOfficeアプリケーションにて対象ファイルの仮想印刷を行い、
その印刷結果データをBravaキャッシュの形式に再変換することでキャッシュデータを生成します。
特徴:
対象ファイルの仮想印刷時に、「XPS形式」「PDF形式」の2種類の形式が選択できます。
この方法では、1台のJobProcessorマシンで一つのプロセスでしか変換を実行できません。

主な対象フォーマット:
Microsoft Office各アプリケーションのフォーマット(doc,docx,xls,xlsx,ppt,pptxなど)

サードパーティアプリケーションを使用した変換

アプリケーションがprintやprinttoのインストラクションをサポートする場合にのみ、DDEによる仮想プリンタを使用して変換処理を行います。
特徴:
この方法では、サーバー上で対象アプリケーションのプロセスを起動して印刷を実行するため、1台のJobProcessorマシンで一つのプロセスでしか変換を実行できません。

注意:
開発元のOpenText社は、この方法を使用した変換処理についてサポート対象としておりません。
ご使用にあたってはお客様ご自身で環境を用意し十分な検証をお願いいたします。
本変換方式で発生する固有の問題についてはお問い合わせいただいてもサポートいたしかねる場合がございます。