キャッシュデータ保存の仕組み

キャッシュデータ保存の仕組み

Brava Enterpriseでは、参照対象のドキュメントをJobProcessorで変換した結果データをキャッシュとして保存します。キャッシュデータとして保存することで、アクセス要求のあったドキュメントをすぐにビューアに表示することができます。
この記事では、キャッシュデータ保存の基本的な仕組みについて説明します。

キャッシュデータの保存場所

Brava Server はキャッシュデータのストレージとしてファイルシステムを使用します。

キャッシュストレージ用フォルダは、デフォルトではBravaサーバーのインストールマシン上に作成されます。キャッシュストレージフォルダのパスは設定ファイル「server.properties」上で定義されており、ストレージのフォルダパスはUNC形式で指定されています。
ここを書き換えることで、デフォルトとは異なる場所や、別のマシン上に配置することも可能です。
注意:
デフォルトのキャッシュフォルダには適切な権限が設定されています。
デフォルト以外の場所に作成したフォルダをキャッシュフォルダとして使用する場合、手動で権限設定(下記)を行ってください。
・フォルダの共有設定
・Bravaサーバー(Tomcat)およびJobprocessorサービス実行ユーザーからの読み書きの許可


キャッシュデータのサイズ管理

Brava Enterpriseは、キャッシュデータのサイズが一定量を超えないよう管理しています。
キャッシュデータの最大サイズはBravaサーバーの設定ファイル「server.properties」上で定義されています。
定義されたサイズを超えた場合は、Bravaサーバーが作成日の古いキャッシュデータから順に自動で削除します。

※設定ファイル「server.properties」の各パラメータは、製品付属の「管理ガイド」で詳しく説明されています。