初回閲覧時に変換処理のオーバーヘッドをなくす方法

初回閲覧時に変換処理のオーバーヘッドをなくす方法

初回閲覧時のオーバーヘッドとは

Brava Serverは、ドキュメントの初回閲覧時に原本ファイルをBrava独自形式に変換してキャッシュデータとして保存します。
新規に文書管理システムに追加されたドキュメントなど、それまで誰にもアクセスされていなかったドキュメントはビューアに表示されるまでに時間がかかります。
ビューアに表示されるまでのターンアラウンドタイムに、JobProcessorによるドキュメントの変換時間が含まれるためです。

APIを使用した事前のキャッシュ作成

この初回アクセス時の変換処理のオーバーヘッドをなくす方法として、事前にドキュメントを変換しキャッシュを生成しておく方法があります。
キャッシュの事前変換はBrava Enterpriseのデフォルトの機能としては含まれていないため、製品付属のBrava Server APIを使用して開発する必要があります。

Brava Server APIを使用すると、連携対象システムの任意のタイミングで事前変換を起動することができます。
例えば、下記のようなことが可能になります:
  1. 連携する文書管理システムで新規ドキュメントを登録する際のイベント処理で、事前変換によるキャッシュ作成処理を実装する
  2. APIを使用して事前変換用のバッチ実行ツールを作成し、ページ数の多いドキュメントなどを夜間にスケジューリングする