Brava Enterpriseには、ドキュメント上にすかしを入れたり、ドキュメントの隅にバナー文字を入れる機能が用意されています。
この記事では、すかしやバナーの概要について説明します。
すかし/バナーの種類
すかしやバナーは、大きく分けて以下の三種類があります。
- 画面すかし/バナー: ビューア上に表示する際に入れるすかし/バナー
- 印刷すかし/バナー: ビューアから印刷出力する際に入れるすかしやバナー
- ファイルすかし/バナー:ビューアからファイル出力する際に入れるすかしやバナー
すかし/バナーの指定方法
画面すかし/バナーは、ビューア呼び出し時のBravaXパラメータやAPIを使用して指定します。
印刷やファイル出力時のすかし/バナーは、クライアントビューア上で印刷やファイル出力のメニューを操作した際のダイアログ上で指定できます。
その他、一律で決まった文字列を指定するようサーバー側で設定しておくことも可能です。
すかし/バナーで表示させる内容
固定文字列以外に、バナーマクロコマンドと呼ばれる変数を指定することも可能です。
バナーマクロコマンドの例として、下記のようなものがあげられます:
- 現在日時(%Date)
- OSログインユーザー名(%Login)
すかし/バナーのカスタマイズ
すかし/バナーでは下記のような項目についてカスタマイズすることができます。
- 配置場所
すかしの表示位置は一律で「ドキュメントの中央」であり、変更することはできません。
バナーについては下記のようになります:
・画面バナー:変更不可(画面下部中央)
・印刷/ファイル出力バナー:用紙の周囲12か所(用紙の各辺において、「左端(上端)」「中央」「右端(下端)」の3か所を指定可能) - フォント種別・色
印刷/ファイル出力時のすかし/バナーについては、フォント種別と色を指定できます。
ただし指定できる種別・色は1種類ずつのみで、すかしとバナーのそれぞれのフォントを別設定にすることはできません。 - すかしの透過度
印刷/ファイル出力すかしについては、BravaXパラメータやAPIを使用してすかし文字透過度の指定が可能です。
画面すかしでは透過度の指定はできません。 - すかしの複数表示
ActiveXビューアのみ、BravaXパラメータを使用して印刷すかしをタイル状に表示(複数表示)することができます。 - バナーフォントサイズ
印刷・ファイル出力時のバナーのフォントサイズを指定できます。
すかしに関する注意点
評価版ライセンスでご使用の際は、「Evaluation」というすかし文字が強制的に焼きこまれるため、任意のすかし文字を入れることはできません。